2025/05/08

Taiwan Today

外交

ローマ教皇が蔡英文総統に国慶節の祝賀メッセージ、外交部が感謝

2020/10/12
中華民国(台湾)におけるバチカン市国大使館が8日、ローマ教皇フランシスコが蔡英文総統に宛てた国慶節祝賀メッセージを口上書の形式で伝達。外交部はこれに心から感謝した。(外交部)
中華民国(台湾)におけるバチカン市国大使館が8日、ローマ教皇フランシスコが蔡英文総統に宛てた国慶節祝賀メッセージを口上書の形式で伝達した。国慶節は10月10日。中華民国の建国記念日にあたり、総統府前では祝賀大会が開かれた。
 
ローマ教皇はこの祝賀メッセージの中で、蔡総統ならびに中華民国の国民に向けてお祝いの意を伝えると共に平和と団結が永遠に続くことを祈り、台湾の人々が神からの豊かで神聖な祝福を得られるようにと願った。中華民国外交部(日本の外務省に相当)は8日、これに対して心からの謝意を表明した。
 
外交部は、中華民国とバチカン市国との関係は友好的で、近年は気候変動や人身売買、出稼ぎ労働者、難民、公衆衛生など世界的な問題に関して新たな協力関係を発展させていると説明。その例として、今年9月に天主教輔仁大学(台湾北部・新北市)がバチカンの「人間開発のための部署」の長官を務めるピーター・タークソン枢機卿にリモート方式で講演してもらったことを指摘した。この講演でタークソン枢機卿は、ローマ教皇フランシスコの環境問題に関する回勅「ラウダート・シ」発表5周年の重要な意義を紹介、環境や生態系と神による万物創造の関係を強調し、ローマ・カトリック教会が気候変動対策の推進に向けて努力する姿勢を示したという。
 
外交部は、台湾天主教会(台湾カトリック教会)と民間団体も二国間の様々な協力活動に継続的に参与しており、ローマ・カトリック教会も台湾の貢献を認めているとして、こうした活動が中華民国とバチカン市国との関係のためのしっかりとした基礎になっているとの見方を示した。
 
 

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